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価値観を決めた「宝箱」


写真出典:ブチィック✤カリソ


​小さい頃、母の「宝箱」を見せてもらうのが本当に大好きでした。

綺麗な飾りのついたその箱の中には、色とりどりのアクセサリー。

事ある事に箱を開け、それらを机に並べては、母にそれぞれの歴史や思い出を聞いてうっとりする日々…。

幼い私も、いつか自分の宝石箱に、綺麗なアクセサリーを集めるんだと、ワクワクドキドキしていたものでした。


大人になって、「デザインが若すぎるから」と母が着けなくなったアクセサリーをもらった時の嬉しさは今でもずっと覚えています。

古い物だよと母は恥ずかしがっていましたが、その傷も古さも、母と共に歩んだ歴史も、私にとっては世界で1つの宝物。

私の価値観が、「高価さ」や「知名度の高さ」よりも、「希少性」や「真にその物を愛せるか、そして自分に似合うかどうか」を重視するように決定づけられたきっかけだったと思います。



「求めよ、さらば与えられん」

高校を卒業してすぐ古着屋でバイトを始め、いろいろな街に旅をしてはヴィンテージのアクセサリーや食器、陶器の人形や古い時計などを買い集める日々が始まります。

とはいえ状態のいい物や海外の物はとても高価で、なかなか手が届かなかったので、当時の私が手にした物たちはどこか少々傷があるものだったり、時を止めてしまったものばかりでした。

直せるものは直したり、それも味だとそのままにしたり。

手放してしまった物もあるけれど、今でも大切にコレクションしています。


一点物の素晴らしさ、それはモノだけに限らない。

コレクターをしていていつも思うこと、それは、「心から相手を想えば、向こうから逢いにきてくれる」という事です。

不思議なことに、真摯な気持ちで向き合って、純粋にそれを求める時、ヒトも、モノも、突然目の前にやって来るものでした。

これこそがご縁という事なのでしょう。

逆を言うと、ご縁が無い事・ご縁がない人とはなかなか出逢えなかったり、上手くいかないものなんだなと…。

その時はそうであっても、後に突然ピッタリ来る時もあります。

タイミングの波はきっとあるので、その時が来た時にそのご縁を捕まえられるようにしたいですね!

その為には日頃から

自分のしたい事は何か

自分の好きな物は何か

欲しい物は何か、その目標時期と費用はどれくらいか

大切にしている気持ち・ポリシー・譲れない信念は何か

こういった事をしっかり明確に整理しておくこと。

そして1番大切なことは、

「その事を口に出す事」だと思います。

想いは思っているだけでは形になりません。

言葉にのせて、人に伝えることで初めて、形になるチャンスが与えられると思います!

もしかすると偶然に、向こうもあなたの想いを求めているかもしれません。

けれどその事が伝わらない限り、ご縁は始まらないですよね!

「して欲しいから」 ではなく、

「自分の好きをただ語れる」こと。

これが引き寄せのヒントかなと思います。

私の宝物は、たくさん集めてきたアイテムだけではありません。

これまで出会ってきた、たくさんの大好きな人達と、辛い事も嬉しい事も経験してきた自分の歴史が何よりの宝物です!

人生の転機はいつやって来るか分かりません♡

あなたの宝箱が、あなただけの一点物や、たくさんの素敵な宝物で満たされますように!



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