ローバ・ミッキーの「映画を通して、恋愛力アップを」
死期を知ってはじめて「生」に目覚める男の物語 DVD『生きる』
写真出展&Referance:https://natalie.mu/eiga/film/114628
市役所の市民課長・渡辺(志村喬)は30年間無欠勤でことなかれ主義の役人で、あだ名は「ミイラ」。
ある日、自分が癌で余命が短いことを知る。
絶望した彼は自由になる持ち金を懐に歓楽街をさまよい、慣れない酒を飲む。
いったい自分の人生とは何だったのか……と考え込む。
彼は事なかれ主義の生き方に悔いて、真剣に役所にきた申請書類に目を通す。
そこで目に留まったのが、下水溜まりの埋め立てと小公園建設に関する陳情書だった。
非人間的な官僚たちを痛烈に批判していたが、コロナ禍で役所に出向くことも多くなっている今、「人間味を感じる」対応を期待していいのかなど考えさせられた。
今月24日から始まる東京国際映画祭のクロージング作品に この黒澤明の不朽の名作『生きる』が、第二次世界大戦後のイギリスを舞台に『生きる LIVING』で蘇る。
主演はビル・ナイ。脚本はノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。
2023年春公開予定。
その前に是非このDVDをご覧いただきたい。
黒澤明監督/143分/モノクロ/1952年 https://eiga.com/movie/4446
★今週、来週のオススメ映画
『シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ』
セドリック・ル・ギャロ、マキシム・ゴヴァール監督/フランス、日本/113分
4年に1度の国際大会「ゲイゲームズ」に出場するため、開催地の東京を目指して飛行機に乗り込んだシャイニー・シュリンプス。ところが乗り継ぎに失敗し、ゲイ差別が横行する国でひと晩を過ごすことに。
映画好きが高じて年間500本以上を映画館、国内映画祭、試写室で観ている年金満額&後期高齢者のローバ・ミッキーです。週1回ほど映画を通していろいろな「人生&恋愛模様」を語っていきます。
★来週は東京国際映画祭のために上京するので、休ませていただきます。
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