ローバ・ミッキーの「映画を通して、恋愛力アップを」
30歳・ユリアの「人生の路線変更」は許容範囲?
7月1日公開映画『わたしは最悪。』
主人公の女性・ユリア(レナーテ・レインスヴェ)は落ち着きのある雰囲気の持ち主だが、相反して、すぐに「人生路線」を変える女性。
外科医から精神科に変更、そこから写真家と、親も空いた口が塞がらないようす。
男に関しても、ずいぶん年上の小説家の男と結婚前提で同居している。
彼の「すぐに結婚して子作り」の考えには同意できないユリア。
ある日、招待もされていないパーティーに入り込んで、見知らぬ若い男性と意気投合。
元彼とはすぐ別れて……という変わり身の早さ。
ローバ・ミッキーには釈然としない展開だが、小説のように全14節のストーリー仕立て。感情のおもむくままに正直に生きた結果の映画タイトル。
そう、最後の30分ぐらいで「どんでん返し」が待っているのだ。これがなかったら、どこでユリアの線路変更がストップするのかと心配したが、ホッとした。
若い方の感想が気になる作品だ。主演のレナーテ・レインスヴェは、第74回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞。
★ヨアキム・トリアー監督、脚本/ノルウェー、フランス、スウェーデン、デンマーク/128分
★公式ホームページ https://gaga.ne.jp/worstperson/
★7月1日公開
映画好きが高じて年間500本以上を映画館、国内映画祭、試写室で観ている年金満額&後期高齢者のローバ・ミッキーです。週1回ほど映画を通していろいろな「人生&恋愛模様」を語っていきます。
Comments